書籍⑧ さむらい教師伝・教育之鬼・竜眼山のあけぼの・培本塾史
初代教頭の小田原勇氏に関する書籍は多数あります。
昭和43年に発行された「さむらい教師伝」は、小田原氏が
見付中学教頭のあと校長を務めた榛原中学で教師だった
米山正信氏が書いた評伝です。幼少期から、尾崎楠馬・
初代校長と出会う土浦中学、朝鮮時代、見付中学、榛原
中学などの足跡を物語風にまとめています。
「教育之鬼」は回想録です。榛原中学で5年間仕えた
法月六氏が当時の思い出をつづったものです。榛原中学
時代が中心ですが、若い日々もたどっています。小田原氏
がなくなった昭和49年に発行されました。
小田原氏は榛原中学校長時代から農村の人材育成の重要性
を主張し、在任中の昭和11年に財団法人「培本塾」を設立し
ました。退職後も一貫して指導にあたりました。
昭和47年に発行された「培本塾会館落成記念誌 竜眼山の
あけぼの」は「さむらい教師伝」の米山氏が執筆したもので、
培本塾の歴史を豊富な写真とともに紹介しています。竜眼山は
小田原校長が開墾し、培本塾を置いたところです。昭和61年に
発行された「創立50周年記念 財団法人 培本塾史」は培本塾
の詳細な記録で、小田原氏の教育理念や業績が記されています。
平成8年、磐田南高校の北西にある小田原山に顕彰碑が建立
されました。8月18日の除幕式のパンフレット「小田原勇先生を
偲ぶ」は、建立の経緯や小田原氏の業績がコンパクトにまとめら
れています。
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