尾崎先生への手紙

母校の「はぐま会館」に、教え子から尾崎楠馬先生にあてた膨大な書簡があります。出征した戦地からの軍事郵便も多数含まれています。尾崎先生が大切に保管していたものと思われます。関東支部では支部関係者8人52通の書簡をお借りし、解読してきました。

尾崎先生から教え子への手紙は「尾崎楠馬先生遺稿集」に収録され、活字体で読むことができます(その代り、実物は見付かりませんでした)。教え子からの手紙は「遺稿集」には収録されておらず、実物はあっても読むのは難航しました。ほとんどが便箋にペンで流暢な書体で書かれています。巻紙に毛筆で書かれた手紙もあります。言葉も内容も難解です。古文書研究専門家の高田岩男氏(高2回、第15代支部長)と近藤彰氏(高11回、第16代支部長)が解読した内容が「創立60周年記念誌」に掲載されています

教え子たちの手紙と尾崎先生の手紙を併せて読むと、教え子たちは近況をこまめに報告し、人生や仕事の相談をし、これに尾崎先生がユーモアを交えながら真摯に答えていることがわかります。信頼感に基づく魂の交流を見ることができます。

尾崎先生への手紙